鉄分充填。
土曜日休みが廃止になって月に4日ぐらいしか休みがないとか言う腐った状態の中、日曜の休みというものはかなり貴重なもの。休みだからってのんびりすることはできず、やりたいことがいっぱい。中には延期したり、泣く泣く中止したり――友だちとの予定をキャンセルせざるを得ないのはすっごい心苦しい。会社のコトばっかりになってしまって、他の勉強できないし、余裕も持てないつまらない人間に成り果ててしまわないようにしないと。。。百害あって一利なし。
休みの日ぐらいしか”鉄分”を補充できないものだから、うまく時間をやり繰りしてかないとやってけない。先ごろは「紅葉を見に行きたい」とばかりに奥多摩へ行って来たけれど(ブログ未アップ)、今日は今日で完全かつ久々に撮り鉄にでかける。自由が無いけれど、無いなりになんとかしなきゃいかんよね。
景色と列車とか撮影することはないけれど、臨時列車好きな性分。鉄の中ではあんまり「臨時列車好き」って聴かないような気がするんだけど、それは気のせい?臨時列車なんて一回限りの運転でもう二度と見れなくなってしまったりすることもあるんだから、その出逢いのチャンスは稀少。シーズン毎に運転されていて、すっかり常連になったかと思いきや、いきなり翌シーズンにはその姿が見当たらないなんてこともあるんだから、「希少性」って意味ではこれら臨時列車を追いかけることが面白いし、その存在のことを知るのもまた楽しい。
今年の秋も臨時列車が宮城を中心に大いに実っているけれど、そんな中でも目を引く列車がいた。特急
『はばたけトキめき新潟号』がそれ。臨時列車の愛称ってのは多彩だけれど、この長ったらしい名前を目にしたときはさすがに気になった。
臨時列車が設定されるからには、それなりの理由がある。列車の設定される背景を探るというのもまた醍醐味なり。『はばたけトキめき新潟』号(以下、『はばトキ』)について調べてみると、どうやら来年2009年の10月〜12月に新潟県でデスティネーションキャンペーンが開催されるそうな。その前年の今年、プレオープニングイベントが開催されているが、そのイベントに関連して設定されたもの。
『はばトキ』は今日だけではなく、昨日も運転されている(仕事で撮影に行けなかったorz)。
11月8日:9065M 上野→新潟
11月9日:9066M 新潟→上野
以上のように1日片道だけの変則ダイヤ。
今日は新潟から上野に戻ってくる列車を狙おうと、寒空の下をてこてこ上野駅まで足を伸ばした。本来は大宮駅でも良かったのだけれど、さすがに大宮のホームで寒さに晒されるのは体に毒かと思って。
地上ホームの上野駅13番線は、上野駅発着の臨時列車の専用ホームといったところ。
ちょいとばかり早く着きすぎてしまったが、談笑したりしているうちに接近放送。
やがて高崎方から3つ目ライトを光らせた国鉄カラーを身にまとった183系がゆっくりと入線してきた。
臨時列車の気になるポイントは使用される列車もさることながら、ヘッドマークがどんなものなのか、ということ。昨日、鉄系BBSで『はばトキ』こと『はばたけトキめき新潟』の情報を確認していた。果たしてHMはどんなものが使用されたのかと。当日までの楽しみとしてとっといても良かったのだけれど、出かけて行って『臨時』なんて無愛想な幕じゃ、泣くしかない。
掲示板にアップされていた画像では、上越新幹線開業前まで上野と新潟を結んでいたL特急『とき』の絵柄幕そのもの。在来線「とき」当時の絵入りマークに比べると、ベースの緑地の色が薄いような気がするけれど…。
そして上野で待ち受けた9066M――新潟からの『はばトキ』のHMは。
字 幕
白地に黒文字で『とき』。
ただそれだけの、シンプルで飾り気の無い。しかし、どこか誇らしげで懐かしさ漂う国鉄時代を髣髴させる『とき』の二文字。かつて上越路の雄として君臨し、新幹線開業する前までの黄金時代を支えた特急『とき』。
設定された愛称こそ『はばたけトキめき新潟』と名乗ってはいるが、その姿は紛うことなく現代に甦ったリバイバル特急『とき』の姿そのもの。
2000年〜2002年頃は過剰とも思えるようなリバイバル列車ブームで、毎度のようにカメラ片手に走り回っていたあの時が懐かしい。当時も『とき』がリバイバルされて、ここ上野の駅で撮影した思い出。また、JRはリバイバル列車のすべてとは言わないけれど、日によって絵柄と字幕を出したり、先頭車と最後尾車で字幕と絵柄を使い分けるなど、心憎い演出をしたもの。今回はその日によって違う、というサプライズを貰ってしまった。
前回は絵柄HMを撮っているので、今回でよーやく字幕を収めることが出来た。思わぬ収穫があってなにより。
気になる車両は大宮所属のOM103編成。ちょいと鉄知識のある方ならピンと来るかと思われるが、OM編成の中では数少ないシンボルマーク(飾り帯)を掲げている、特急編成らしい特急編成。国鉄特急にはやはりこれが似合う。無いと、どうも締まらない顔つきになってしまうようで(w。
OM編成なので残念ながら、全編成6両だけと少々物足りなさを感じるものではあった。やっぱり上越特急たるもの、過去の栄華を色濃く伝えるために9両…12両編成の堂々たる陣容で運転して欲しかった。それにしても簡リクで、新潟からはるばる上野までの5時間強近く揺られた方々お疲れ様でした。
先述通り来秋には新潟でデスティネーションキャンペーンが開催される。今年の秋、、というか現在絶賛開催中の宮城デスティネーションキャンペーンでも大いに臨時列車が運転されていることに加え、何かと鉄向けサービスの手厚い新潟支社がどんな臨時列車を設定してくるか楽しみなところ。あくまでも予想にしか過ぎないけれど、引退が確定しているキハ58、キハ42などの国鉄型DCを用いたもの、そしてなによりもリバイバル特急として再び『とき』が運転される可能性が高い。
ふたたび上越を『とき』が駆け抜けるそのときを心待ちにして。